〜プロローグ〜

何年昔かは定かではない・・・・。
世界が闇の勢力に飲み込まれてしまった時代があった・・・。
人々は混沌の闇に苛まれ、苦しんだ時代・・・。

だが、そんな闇のものを打ち砕くがために三つの光の勇者現れた。
一つは陽の光の者
もう一つは月の光の者
そしてもう一つは星の光
三つの光の勇者は力を合わせて闇の勢力に立ち向かった・・・・。
だが、闇の勢力を打ち砕くまでは至らずに己が盾、杖、剣となって封印するすべしか残らなかった・・・。

「封印が解ける日が必ず訪れる・・・」
「我々の意思を継ぐものを見つけ出さなくては・・・・」
「この世界を救う光の後継者を・・・・・。」

少年は星空を見上げていた。
「レッド・・・。」
母は悲しく少年を呼ぶ。
「かあさん、いまね声がきこえたんだ。とうさんかな?」
星空を見ながら星を指差す。だが、その手を微かに震わせていた。
「レッド・・・お父さんはね、空のお星様になったの。だからもう帰ってこれないの・・・」
母の頬には涙が伝う。
「だったら、おれ、いつか星のせかいにいって父さんにあう。
そんで、かあさんもおれもげんきだよっておしえてやるんだ。ぜったいに。」
少年は目に溜まった涙を星に傾けながらこぼれないように堪えた。

「絶対に・・・。」

第一章

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